2014年の夏、会社の社員旅行に海外へ4泊5日で行ってきました!
時期的には6月だったので当然海にも入れるし季節的には問題なしの時期でした。
旅行の日程が迫る中、社員へ配布された「旅のしおり」のスケジュールを見て見ると、4泊5日の全日程の中で3日目の夜、全社員合同の「バーベキューパーティー」と記載されていて、うちの会社はこういった類のイベントでは必ず催しものを導入してくるというのが決まりでした。
今回も色々と新人(新卒1年目~3年目)社員が試行錯誤し選定したイベントが目白押しでしたが、しおりの中に知らされてない事実を全社員集まる月一の全体朝礼で知らされました。
それはこのパーティーの参加者は全員『仮装』が必須だということです。一瞬周りがザワついて各々何に仮装するかを考えているようでした。もちろん自分もどうするか何も思い浮ばずものすごく悩みました。
周りも相当悩んでたと思いますが、自分も仮装なんて人生の中でも早々ある事ではないし記憶の中じゃ幼稚園のときか小学生のときにやった演劇などで化けた?仮装?のようなことをしたことをうろ覚えですが記憶しています。
当然中学生以降、今の今まで仮装なんてしたことがありませんでした。あ、この会社は今回20周年記念の旅行なんですが、10周年記念でも国内旅行に行きそこで仮装した覚えがある。今思えば何も準備せず現地で調達したもので現地人?的なもので済ませていたので記憶が薄く詳細は思い出せません。
と、このくらい仮装に対しては意気込みというかやる気というかそんな気持ちが持てずにいました。ただ、今回の仮装は中途半端は禁止!という鶴の一声があったため自分も含め周りも慎重になっている感があります。
色々と情報を収集している中、周りに聞いてみるとある程度仲間内で何人かのグループで何かしらのキャラクターに扮装するようで、これまたやっぱり手っ取り早いのが着ぐるみを購入して一気にそのキャラになりきるようなものが多く大半でした…自分は着ぐるみはもとより何かキャラクターとして化ける?という発想や気持ちがなかったので、途方に暮れていました….
そして時間だけが過ぎて行き旅行まで1週間前までとなってしまい必死にアイデアを絞り仮装するための準備をしなければ、と日々ネットで調べたりしてました。
自分は色々と動画サイトへ自撮りしたものをアップしているんですが、その日も動画を加工しアップロード作業をしていたところ「おすすめ」一覧の動画になにやら光る人間?の動画がアップされていたので気になって見てみると、何人かのダンサーが服になにやらLED?らしき光るものを取り付けて踊っているものでした。
それを見てこれは凄いと思い今回の仮装はこれに近いことをやってみたい!という気持ちに駆られ色々調べて挑戦してみました。
当然踊りなんかは踊れませんからあくまでこのコスチュームを自己流で再現するという考えでした。しかし旅行まであと1週間しかなく次の土日を使って必要なアイテムが揃うのか自信がありませんでした。
とりあえずやるだけやってみようと思いネットや量販店、100均など今回の仮装に合いそうなアイテムを探しまくりましたよ!(ものっ凄く疲れたけど…)
そしてやっと揃い集めたアイテム、今考えるとよく集まったなと思いました。
~今回購入したのは次のアイテム~
・半そで(黒で無地、なるべく薄い生地のもの)
・半ズボン(膝上までの長さ)(黒で無地、なるべく薄い生地のもの)
・ネオンワイヤー(LED) 2.3mm幅 12V 3m
(ホワイト×2、グリーン×2、ブルー×2、レッド×1、オレンジ×1)
・安全ピン(小)1ケース20個入り×15
~準備したものは以下のとおり~
・メガネ(レンズなし)
・バッテリー(1,000mAh×2、3,300mAh×2)
・スイッチ
・バッテリーとスイッチとLEDを繋ぐケーブル(半田付け)
・テープマジック×4
・キャップ(黒)
そして出来上がりました。一応自分で付けたネーミングは「ライトマン!」です。 あまりにも普通のネーミングですいません…他に良いネーミングがあれば一報待ってます。
今回苦戦したのは服へワイヤーLEDをどう付けるか?が大きなテーマとなりました。
当然人が着て動くわけですからずれたり取れたりしないよう止める必要があるわけで、はじめホチキスで止めようと思ってましたが、市販のもんでは小さくて無理だとわかり少し大きめのを求めに買いにきましたが、どうしても無理がありそうな気がしてやめました。
今回はワイヤーLEDの服への位置などの詳細な設計をしてないのである程度行き当たりばったり的な感じで取り付けるため当然付け直しやずらしといった事が発生するので止めるのはしっかりしなければいけないですが、外すことも簡単にできないとダメなので、非常に悩みました。
結果、色々と候補が上がりましたが、その中から「安全ピン」がベストだと思い購入。
それからつけ始めていくとこれが丁度良い!付け直しも簡単!というわけで上記にあるように物凄い量を購入(購入店のその種類全部)しています。 取り付けで苦戦したのはキャップへの取り付けでした。
キャップ直に安全ピンで留めるわけですからある程度配分など考えないと売り直しがキツイ!と思ったので慎重に光らせるポイントを決めてセットしていきました。色はグリーンを選択!グリーンにしたのは単純に自分がこの色が気に入ったので一番目立つキャップへ巻き巻きしましたよ!
それとLEDケーブルはつける前後で発色が見た目と異なるのと暗さの加減で発光の加減が異なるため上着とパンツにセットする色合いの配分がなかなか難しく綺麗に見せられるようにするため悩みました。
それ以外にこれも非常に悩んで駆使したのがメガネ、これは自分が参考にした動画や画像からはなかなかヒントがなくどうやったら綺麗に光らせることができるのか?悩みましたね…
結果、オレンジ一色3mを一本使いメガネの淵に沿ってラインをセットし均等になるよう前面をぐるぐると巻いていきました。
もともとメガネは想定外でたまたま以前他の用途で使おうとしていたメガネがあったのでぐるぐる巻いてみたんですが、今思えばこれがなかったら非常に恥ずかしい思いをしたしインパクトに欠けていたなとしみじみ感じました!やっぱり仮装はインパクトがとても重要なんだと実感しています。
バーベキュー会場への集まりが日没前だったためまだ明るく日差しがある状態からのスタートだったためバッテリーのことも考えまだ無点灯状態だったため、周りの人はこの人は何の仮装をしているか?どういった仮装なのか?意味不明だったと思います。
時間が経ち徐々に日も暮れて薄暗くなってきたタイミングでスイッチオン!LED点灯!すると周りの人達が徐々に自分の発光している姿に注目し始めました。
特にキャップとメガネ、そして全体的なラインがなんで光っているのか?と注目をそこそこ浴びました。 バーベーキュー会場を酒を飲みながら肉を食いながらあちこちと出歩くと写真を撮らせてほしいとプチ人気者になりました!
まあ強いてい言うならもっと構想と設計をきっちんとする時間と有機ELライトの本数が少なく少し地味(自分ではもっと付けたかった)になってしまった点ですかね…
やるならもっと派手に色合いやライン取りなどきちんと設計した上でやれればよかったと少し後悔しています。 今回は良い勉強になりましたし貴重な経験ができたと思ってます。
次回やる機会があればもっとハイパフォーマンスな「ライトマン」を作りたいと思います!
ちなみに今回のこの仮装で社内の技術賞(天然鰻)を受賞しました!(美味かった!)